Wagashi inspired by SOU・SOU's original textile design
“ SOU・SOU在釜 月替りの和菓子 ”
平成28年の「和菓子になったテキスタイルデザイン」のテーマは“日本の意匠”。伝統的な図案をSOU・SOU流にデザインしたポップな日本のテキスタイルを発表致します。 和菓子はテキスタイルのモチーフを取り入れたものや、その季節ならではの銘菓をアレンジしたものを制作していきます。 SOU・SOU×亀屋良長ならではの新しい和菓子をお楽しみください。
日本のかるたの一種。
西洋のトランプなどと違って
12ヶ月の四季折々の花や木が
色鮮やかに描かれている。
松、梅、桜、藤、菖蒲、牡丹
萩、芒、菊、紅葉、柳、桐。
それに猪、鹿、蝶、鶴、雁、鶯
郭公、燕、鳳凰
などの鳥や動物など生きものが
配され色濃い日本情緒を
かもし出している。
如月のテキスタイルデザインは、花札。2月の花、梅と共に描かれている鶯をモチーフにした鶯餅を2種作りました。
1つは、伝統的な鶯餅。つぶあんを餅で包み、うぐいす粉と言われる青大豆のきなこをかけたものです。天下統一を果たした豊臣秀吉が、弟・秀長に招かれた茶会でこの和菓子を食べ、甚く感動したという逸話が残っています。
もう1つは、味、技術、材料ともに進化させた平成の鶯餅。餅にメレンゲを加えて口当たりを良くし、ピスタチオのペーストを練りこんでコクと風味を足しています。
中の白餡は、きなこ、生クリーム、ホワイトチョコレートを混ぜ込んでリッチな味にし、刻んだピスタチオを加えて食感を出しています。
ナッツやチョコレートなど、秀吉の時代には手に入らなかったものをふんだんに取り入れ、当時の“天下人”が味わったものよりも、ずっと美味しいであろう鶯餅を作りました。(笑)。昔と今の鶯餅の食べ比べをお楽しみください。
豊臣秀吉
(とよとみ ひでよし1537-1598年)
戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。大名、天下人、関白、太閤となり大坂城を築く。関白時代に、黄金の茶室を造らせ茶の湯によって天下人の権威を示した。
SOU・SOU在釜では『和菓子になったテキスタイルデザイン』の和菓子とお抹茶(またはコーヒー)をお召し上がり頂けます。
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12:00~20:00 ※19:00ラストオーダー
年中無休
京菓子の名門と謳われ、一時は江戸にまで名を知られた菓子司・亀屋良安から、暖簾分けするかたちで享和3年(1803年)に創業。以来、四条醒ヶ井(さめがい)の地に於て営業、現在に至る。当代八代目。
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