皐月 尚武
卯月 ひとひら

『皐月/尚武』
5月の端午の節句には菖蒲をお風呂に入れて、邪気を払い、男の子が強くたくましく育つことを祈願する。葉が刀に似ているところから尚武(武をすすめる)とも表わされる。菖蒲の葉だけで模様をつくるのは、むずかしい。いろいろつくってみたが、シンプルに並べて
少しだけ変化をつけると、菖蒲が立ち並んでいる感じが出てきた。端に白い空間を残したことで、間(ま)が出来て粋になった。

5月のお菓子は、備中の白餡を外郎地(うるじ)で包んだものを葉っぱ状にしています。最後に横にスライスして少しずらしました。

【備中の白餡】
備中特産の白小豆で作る餡のこと

【外郎地(うるじ)】
外郎(ういろう)の生地のこと
デザインを見ながらどう表現するか、みんなで考えます。
 
社長の横山さん自ら指示出し。
 
まずは作って頂き、葉っぱの重なり具合、色をチェック。
デザインの上に置いてみてバランスを確かめます。
こんな感じで…
最終的に寸法を確認して、これでいけそうです。