弥生テキスタイル 弥生和菓子
製作コンセプト

弥生のテキスタイルデザインは、桃の節句「お雛祭り」がテーマ。
京都の雛祭りには欠かせない 「引千切(ひちぎり)」という御菓子を作りました。
引千切は平安時代、宮中の参内者に白餅の真ん中をくぼませて餡玉をのせたものを与えていたそうですが、
人手が足りない時に餅を丸める手間を惜しんで引きちぎったのが始まりと言われています。

素材について

外郎生地に練りこんでいるよもぎは、その強い香りに邪気を払う力があるとされ、
健やかな成長を願って雛祭りの御菓子に用いられたそうです。
上にのせたかぼちゃ餡には、種をくだいたものを混ぜ込んで食感を出しました。