皐月 尚武
卯月 ひとひら

『文月/千弥無智喜珍(ちゃんちきちん)』
七月の京都は祇園祭。
1日から31日までいろんな行事がとり行われる。
17日が山鉾巡行で祭は最高潮。ちょうどその頃、
梅雨明けで京都の暑い夏の幕明けでもある。
夜の祇園祭を彩る提灯とうちわ(稚児の補佐役の
禿(かむろ)が持つ)をモチーフに赤一色で表現した。

7月のお菓子は、寒天を使って祇園祭の団扇を表現しました。

つるんとした食感が暑い夏にピッタリです。

白い飾り部分は卵白で出来た淡雪寒(あわゆきかん)。これを入れるために寒天部分は透明と赤の二層になっています。
寒天とお砂糖を煮立て、漉します。
 
まずは透明の寒天を型に流し入れます。
傍らでは淡雪寒の飾りが出番を待っています。
次に淡雪寒を透明の寒天の上にのせていきます。
 
これだけでも涼しげです。
次に赤い寒天を作り、先ほど作った透明の寒天の上に流し入れます。
固まったら型から抜きます。
寒天が二層になっているのが よくわかりますね。


最後に円の下の部分を型で抜き、 団扇の形が完成!