一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

平成31年02月07日 木曜日号

一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事

“銘菓の旅 伊藤軒/SOU・SOU(4) ”

うちの隣にドーナツ屋さんが出来るらしい。
あんまりドーナツは食べませんが、キレイなお店が出来るのは嬉しいな。

というわけで本日はハッサンのコーナーです。


wagashi_itoken
ほほえみ・パサン

私はお菓子の類が大好きで、知識もそこそこあるほうだと思ってたのですが、この「パサン」のことは全く知りませんでした。

138959771_o3

138960219_o3


パサンは、英語で小型の丸いパンを意味するバンズ(buns)が由来で、明治40年代にはその原型となるお菓子があったようです。
京都ではお正月やお盆など、ハレの日のお菓子として広く親しまれていたそうで、松や梅、鶴などの形をした「迎春パサン」なるものがあったとか。

パサンは一見洋菓子のクッキーのように見えますが、和菓子の『焼菓子』というジャンルに入ります。
洋菓子とのちがいはバターを使っていないところ。
油脂や膨張剤に頼らないお菓子は生地の調整が非常に難しく、絞り・焼成を見極める職人の勘が必要で、これは機械では成し得ないことなのだそうです。

職人の高齢化や割れやすいため流通に向かないなどの理由から、次第にパサンが店頭から消えていき、今では『幻のお菓子』とまで言われるほどになってしまいました。
手仕事を大切にされている伊藤軒さんでは、まだパサンを作ることが出来ると聞き、それなら何かSOU・SOUのテキスタイルデザインを模したものを作りましょう!ということで生まれたのがこの「ほほえみ・パサン」です。


「ほほえみ」の形を再現するための特注の絞り口
02ps
生地の絞り加減が焼き上がりを大きく左右します
03bps
トッピングのチェリーやカレンズも、一つ一つ手作業でのせていきます
04ps

パサンの最大の特徴は、サクサクとした軽い食感と、口の中でホロッと溶けるやさしい食べ心地。
素朴な甘さも魅力です。

05ps
餅粉をまぶした白いパサンと、グラニュー糖をまぶした茶色のパサン。
よろしければ、ぜひ食べ比べてみてくださいませ。



伊藤軒/SOU・SOUのお菓子は、下記にてお求めいただけます。

■伊藤軒/SOU・SOU ジェイアール京都伊勢丹B1 075-352-1111(大代表)
■ SOU・SOU足袋 075-212-8005
■ SOU・SOU KYOTO 青山店 03-3407-7877
■ SOU・SOU netshop 075-212-8244


それでは、また明日。

-------------------------------------------
店舗でお会計時に、以下に掲載している「今日の合言葉」を
言って頂くと、1ポイント差し上げます。(1日に1ポイントのみの進呈です)
毎日変わりますので、ご注意ください。
尚、これは店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。

今日の合言葉は 「パサン」

-------------------------------------------

アバター画像(若林)
プロデューサー若林が最近書いた記事
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

LINEにてお問合せいただくには、SOU・SOUとのお友だち登録が必要です。 LINEお問い合わせ窓口 新規お友だち登録

<営業時間>
12時~17時 ※水・日曜定休

※営業時間外でもメッセージを残していただければ、翌営業時間内にご連絡をいたします。