一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“日本のファッション”
先日、あるファッション専門学校の先生に会ったらこんなことをおっしゃっていた。
「最近生徒は和のものに興味があって、作品にも取り入れようとする。しかし、洋服を教える先生はいても、和のものは教えられる先生がいないのです」
こういう現状はある程度想像していたことですが、現場の人が言っていると説得力がある。本来、若い世代のデザイナーがこれからの日本のファッションを創造していく上で自国の文化を取り入れないというのは、どう考えてもおかしい。
近い将来、西洋かぶれの先人にはない発想や視点をもったクリエーターの時代がやってくる。日本のファッションはそこからが本当におもしろくなっていくのだと思う。