SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“一年経って、、、/小宮 和子”
三味線が弾けたらかっこいいな、と長年思い続け、縁あって小唄を習い始めてから、まもなく一年。
ひと月に4回、約1時間、師匠とマンツーマンの稽古を重ね、習った曲は述べ10曲ほどになりました。
なかなかいい音が出ず、譜面も覚えられない、落ちこぼれの私ですが、おっしょさんの温かい励ましのもと、楽しくお稽古に通っております。
ここで小唄についてちょこっと解説。
江戸時代の後期に端唄から派生し、3~4分ほどの短い曲がほとんどで、三味線と唄によって演奏されます。
三味線の楽譜はそのまま一の糸、二の糸、三の糸を表していますので、ドレミの楽譜の読めない私でも、一目瞭然です。
三味線を弾く際にバチは使いません。
お座敷で演奏されることが多く、バチの大きな音から自然とソフトなつまびきになったそうです。
弦をしっかり押さえるため、爪は短く切り揃えます。
つまびき(実際は人差し指の爪の先の肉の部分で弾きます。)の穏やかな「ちん・とん・しゃん」の音色に乗せて、男女の恋愛感情の機微や人生の悲哀、季節の移ろいの情景、などが歌われます。
唄の世界が目に浮かぶ、そんな演奏をめざし、歳を重ねるごとにいい味と風情が出ることを期待して。
修行は続きます。
(小宮)
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