SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“手作り暖簾、バングラデシュへ渡る/鍵和田 安奈”
皆様、こんにちは。
突然ですが、暖簾は日本独特のものであることをご存知ですか?
アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ等他国にはないそうです。
暖簾の歴史は古く平安時代にまで遡り、現代でも目隠しや日よけ、お店のトレードマークなど様々なシーンで使われますよね。
およそ1000年の時を経ても形を変えずに愛用されるのは、すごいことだと思います。
それだけ暖簾には魅力があるんでしょうね。
掛けるだけでいい感じの雰囲気にしてくれるのも暖簾の良いところ。
殺風景な我が家の玄関用にと作ってみました。
生地は8号帆布/田んぼです。
真っ直ぐ縫いなので、ミシン初心者の私でもなんとか形にすることが出来ました。
「ちょいとごめんよ!」
といった感じで、ひょいっと顔を出すのも暖簾の楽しいところ。
暖簾づくりに夢中になっているころ、大学の先輩に暖簾づくりを依頼され、作ることになりました。
ミシンでカタカタと
二枚作りました。
生地は8号帆布/間がさね 宮美です。
この暖簾の行き先は
なんと日本を出まして・・・
バングラデシュ!!
バングラデシュはインドとミャンマーに国境を接する国です。
その国のどんなところに渡ったかと言いますと、デライトファウンデーションの児童養護施設、「デライト子どもの家」です。
デライトファウンデーションとは、バングラデシュ政府認定NGO(慈善団体)です。
世界最貧国と称され、児童労働、児童買春、洪水、少数民族など多くの社会問題を抱えるバングラデシュで、福祉・教育・医療・ビジネスの分野からその解決に取り組んでおられます。
デライト子どもの家では保護を必要としていた40名の子ども達が生活しています。
先輩がこちらの団体の国際責任者で、バングラデシュに1ヶ月滞在される折に持って行って頂きました。
そして早速掛けていただいたのがこちらっ!
SOU・SOUのテキスタイルが子ども達の伝統的な服にとてもマッチしています。
暖簾の上にはハイビスカスのお花を飾っていただきました。
笑顔がまぶしいですね!
現地のスタッフの方々から「子どもたちの元気を表すような色使いで、かつ楽しい模様だね」と嬉しいコメントを頂きました。
喜んで頂けたようで何よりです!
ありがたいことに地域の方々にも好評頂いているそうです。
もう一枚は施設の事務室に掛けて頂きました。
少しキツキツのようでしたが(汗)、、 メジャーが無かったので。
また次回、作らせていただく時はピッタリのサイズをと思い、メジャーも贈らせていただきました。
最後に国内責任者と国際責任者のお二人。
やっぱり暖簾を目の前にすると、このポーズをやりたくなりますよね!
暖簾を通してバングラデシュの方々が日本の伝統文化に少しでも興味をもって頂けたら、と思います!
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