一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“ラーメン屋”
東京で専門学校に通っていた2年間は西新宿のラーメン屋でバイ
トをしていた。はじめはいくつかのオシャレなお店に応募したので
すが全て不採用になって、ひろってくれたのがそのラーメン屋でした。
西新宿一帯100?150件くらいのマージャン屋を主に出前をするので
すが、ラーメン10杯持って自転車に乗るのは大変でした。雨の日や
雪の日は本当に嫌でした。手袋をつけられないので手がかじかんで
痛くて、心の中で「おかあちゃーん」と叫んでいた気がします。でも就
職が決まって辞める時は、このラーメン屋で働いてよかったなという
気持ちになっていた。体力的にはキツかったけど、皆いい人だった。
辞めて20年経った今でも、近所に行ったら時にはフラッと寄ってみる。
社長も奥さんも皆あたたかく迎えてくれる。