一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“銘菓の旅(27)”
本日は9月9日重陽の節句ですね。
中国には「陰陽思想」というものがあって、この世のものは全て「陰」と「陽」で成り立っていると考えられていました。
そして数字の奇数は「陽」を表して、縁起がいい数字だと考えられました。
中でも「9」という数字は「陽」の気が最も極まった数字とされています。
「9」が重なった9月9日は「陽」が「重」なった日で「重陽」となったのです。
つまり最も大切な日なのです。
あーめでたいめでたい!
というわけで本日はハッサンのコーナーです!
--------------------------------------------
第二十七回 赤坂青野「赤坂もち」
東京・赤坂の老舗和菓子屋「青野」には、とても有名なエピソードがあります。
あのスティーブ・ジョブズが愛した料理を紹介する『ジョブズの料理人』という本の中で、ジョブズが饅頭好きであること、とりわけ赤坂青野の和菓子を気に入っているということが書かれているそうです。
2週間おきに半年もの間、カリフォルニアまで詰め合わせ菓子をお取り寄せしていたとのこと。
その詰合せの中には、今回ご紹介する「赤坂もち」も含まれていました。
小風呂敷に包まれたきなこ餅というのは、他の和菓子屋さんでもよく見かけるスタイルですが、これをいち早く取り入れたのがこちらのお店。
箱の意匠と風呂敷の配色がとてもモダンです。
黒糖とくるみが練りこんであるお餅に、中が見えないくらいたっぷりときなこがまぶされています。
黒糖のコクのある甘み、くるみの食感と香ばしさがきなこにとても合っていて、間違いのないお味です。
■ 赤坂青野
https://akasaka-aono.com/
それでは、また明日。
-------------------------------------------
店舗でお会計時に、以下に掲載している「今日の合言葉」を
言って頂くと、1ポイント差し上げます。(1日に1ポイントのみの進呈です)
毎日変わりますので、ご注意ください。
尚、これは店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
今日の合言葉は 「赤坂もち」