一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“知らない”
子供の頃の僕はウソつきだった。持っていないものを持っていると
言ったり、知ったかぶりをしたり。あの頃は友達が知っていて自分
が知らないというのが恥ずかしかったんだと思う。だからつい何で
も知っているふりをしていた。ある日もう少し素直にならないといけ
ないと思って、ウソや知ったかぶりするのをやめた。よく憶えていな
いけど、その時から多分すごく楽になれたと思う。知らないことを
知らないと言える自分を楽しく感じることすらあった。今では誰もが
知っているようなことも平気で聞くことが出来てしまうようになった。
でも、たまに横でカミさんが恥ずかしそうにしている。