SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“久しぶりに織ってます/西山 晴奈”
6畳の広いとは言えないうちの一角にはどかっと織り機がございます。
折角広島から持ってはきたものの、全く使っていませんでした。
ですが、久しぶりに何かつくろう!とリハビリを兼ねて、最近はちょっとずつ織るようにしており、
今はつづれ織りでタペストリーを作っています。
つづれ織りとは緯糸だけで、文様を表現する織り方です。
絵を描くように織るので、とても表現の幅は広いです。
また、京都では西陣織として古くから絹の着物帯や袱紗などが作られており、
伝統的な技法の一つでもあります。
織り方は足元の2本の踏み木を交互に踏むと、
経糸が浮いてくれるので、その隙間に緯糸を詰めていくだけです。 とってもシンプル!
ですが、経糸を張っている力の加減や緯糸を詰める加減が少しでも
おかしいと縦糸が見えてきたり、形が歪んできたりとなかなか綺麗に織れません。
織ったり、ほどいたり、3歩進んで2歩下がったりしながら作っています。
また、色の出方もおもしろいな~と感じるところで、
何本かの糸を撚り、一本にしてから織り込むとランダムに色が現れます。
遠目で見るのと、ぐっと近づいて見るのとでは見え方が全然違います。
そういう、色が混ざりきらず点描のような、細やかな表現が出来るところがとても好きです。
今はやっと8センチくらいまで織れました。下絵もなく、その時の気分でどんな感じにするか決めています。
上手にできたら、お部屋に飾るつもりです!
(西山 晴)
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