週刊NEW PEOPLE / SOU・SOUサンフランシスコ店からのお便り
“幸せな一日”
サンフランシスコ最大のお祭りといえばゲイパレード。
今年のパレードは個人的に特別な思い出になりました。
元同僚が今年で交際10年になるパートナーにいよいよプロポーズすることを決意。
そしてプロポーズの瞬間に友人達に立ち会ってもらい、一緒にダンスの振り付けをやってほしいと言われたのです。
(ミュージカル映画でラブシーンになると突然背景の人物が踊りだすというアレです)
この年で人前で踊れっていうんかい!とつっこみそうになりましたがここは友達のためです、ひとはだ脱ぐことに。
この1ヶ月間、お相手の彼女にバレないようこっそり集まっては振り付けの練習をしてきました。
パレード当日。バレないようにこっそり皆で打ち合わせ。(、、、、ですがこうやって見るとすいぎょく柄が異様に目立つな。。)
彼女がパートナーをうまくおびき寄せてきました。DJが音楽スタート!1ヶ月の練習の成果なるか?
踊りに夢中で隣の友達のLちゃんの足を思い切り地下足袋で踏んづけてしまった。ごめんよ。。。
DJと周囲の人たちも一緒に踊り始め
みんな良い表情で踊ってます。
曲が終わったところで野次馬からやんやの喝采を浴びながらプロポーズ。ひざまづいて"Will you marry me?"
何も知らされてなかった彼女は感激して大泣きしてました。私たちも思わずもらい泣き。
身長差20cm以上、異人種同士、しかも女の子同士。。というデコボコカップルの婚約を
年齢も人種も違う見知らぬ人たちが一緒にお祝いしてくれていることが本当にうれしかったのです。
(ドラッグクイーンのお姉さんたちは泣きすぎてアイメイクが溶けて恐ろしいことになっていましたが。。)
オバマ大統領も正式に同性婚支持を表明したことだし、君らが合法的に結婚できる日は近いぞ!
この後みんなで酔っぱらった後に帰りのバスを探していると、サンフランシスコ中の市バスの電光掲示がゲイパレード仕様に変わっている事に気づきました。”Equality for All, すべての人に同等の権利を。”サンフランシスコのこういう所が大好きです。
しかし、ついにゲイの友人達まで私より先にお嫁にいってしまうのね。。。
少し寂しいような気もしますが。。おめでとう!!
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