一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“取材”
脇阪さんがある雑誌の取材を受けられた。実は今までは個人的な
取材はほとんど断ってこられました。テキスタイルデザインが表に
出るのは良いけれど、自分自身が出るのは嫌だったのだそう。で
もSOU・SOU経由で来た取材ならいくらでも受けてくれるんです、
TVでも何でも。つまり、何かのためにやるならいいけど、そうでな
いなら興味がないみたいな……そんな感じです。あんまり断るもの
ですから、以前に一度議論を交わしたことがありました。 「テキス
タイルデザイナーという職業は、そんなに開けた世界ではない。又、
テキスタイルデザインというのは、まだ日本に根付いていない」とい
うことを以前脇阪さんがおっしゃっていたので、それならもっと変え
ていくべきではないかというのが僕の考えで、業界のためにも出る
べきところには出た方がいいのでは─というような生意気なことも
言ってしまいました。脇阪さんにとっては迷惑な話だったかもしれ
ませんが、腹割って何でも話せるという関係はお互いすごく幸せだ
と思います。媒体は選んでもいいと思いますが、これからもどんど
ん取材を受けていただければと願っています。
- プロデューサー若林が最近書いた記事
- 関連記事
-