一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“銘菓の旅(9)”
良いことなんかおきなくていいから、嫌なことがおきないで欲しい。。
そんな事をよくお願いしてます(神様に)。
若い時は刺激的な事を求める傾向にありましたが、今は平穏無事が一番と思います。
とはいえ、SOU・SOUには商品同様、個性的な、それでいて上品なお客様が日々来られるので、それだけで十分楽しいんやと思いますが。。
というわけで、本日日曜日はハッサンのコーナーをどうぞ。
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第九回 鍵善良房「祇園だんご」
先週までの寒さもひと段落し、SOU・SOUの桜も少しずつ花開いてきました。
「花より団子」ということわざにもあるように、桜の時期にお馴染みの御菓子として、三色の花見団子が挙げられます。
この三色、ピンク・白・緑がメジャーかと思いますが、今回ご紹介する鍵善良房のお団子は少し配色が異なります。
ピンク・白・緑の場合、一般的にピンクは桜(=春の息吹)、白は白酒(=桃の節句に飲むお酒)、緑はよもぎ(=夏の兆し)を表すと言われていますが、京都の一部の地方では、鍵善さんのように三番めのお団子をあずき色にし、大地を表すという説もあるようです。
また、「花見だんご」ではなく「祇園だんご」と銘打ち、「桜から新緑の季節にかけて、祇園の華やぎとともにお届けします。」という風情ある文言が添えられているのも、京菓子という感じが伝わってきて素敵です。
おだんごは、上新粉を蒸して砂糖を加えたほんのり甘い餅菓子「すあま」がベースになっていて、最後に上品なこしあんで締めくくってあります。
もち→もち→あんこという流れが、変化があって美味しいなぁと感じます。
桜の花が満開の鴨川辺りで、祇園だんごとお薄で野点の会を開いてみるのも楽しそう。
■鍵善良房
http://www.kagizen.co.jp/
京都市東山区祇園町北側264番地
TEL:075-561-1818 FAX:075-525-1818
営業時間:9:30-18:00
定 休 日:毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日)
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※このコーナーは毎週日曜日更新です。
それでは、また明日。
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今日の合言葉は 「祇園だんご」