SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“家庭訪問/山田 充”
数ヶ月前の表のSOU・SOU日記を見てから、いつかは訪れてみたい、と思っていたnetshopスタッフ 寺田家の茶室。
実家が数寄屋大工をされていて自宅に茶室をつくられた、と以前から聞いてはいましたが、自宅に茶室があるコト自体にいまいちピンとこなかったので、寺田本人に「心傳庵(しんでんあん)」を案内してもらいました。
露地からの腰掛(こしかけ)、蹲踞(つくばい)と続き、人生で初めて躙口(にじりぐち)から、茶室へと入りました。
釜や扇子の由来をお聞きしつつ、上を仰ぎ見ると、平天井(ひらてんじょう)・落天井(おちてんじょう)・掛込天井(かけこみてんじょう)が組み合わせられ変化にとんだ天井がつくりだされていました。
実は、小間だけではなく広間も隣り合っており、尚更に驚きでした。
主菓子を出してもらった際の菓子器と黒文字も、自作とのこと。
色々な話しを聞いた中で、一番興味深かったことが、「石垣張り」と呼ばれる障子。
その名の通り、石垣を組んだように張られている障子ですが、昔は紙が貴重であり小判の和紙しか無かったため、継ぎ目をわざと見せ綺麗な模様に見せる段張りという貼り方のことを言うそうです。
今までテキストだけで理解していたつもりの茶室の知識も、実際に拝見することで、より見識が広まったような気がします。
まさに、「百聞は一見にしかず」。
今回の体験で、茶道文化検定2級合格に向けて、俄然やる気が出てきました。
(山田)
4 件のコメント
素晴らしいお茶室です。一度、訪問したいです。夢かなうかしら??
Sou Na Maria様
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
自宅にお茶室がある事自体が驚きでしたが、その立派さに尚更驚かされました。
これからも、SOU・SOUスタッフの茶道日記をお楽しみいただければ幸いです。
お茶室の有る自宅、躙口(にじりぐち)からの入室、とても素敵ですね。
「石垣張り」と呼ばれる障子・・世の中知らないことは、まだまだ、多々、有りますね~・・。
茶道日記、よろしくお願いしますm(_ _)m
よっ! 様
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
知らないことだらけの世界で、見るもの全てが新鮮でした。
毎週日曜日の寺田が担当しております「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」のコーナーも、是非ご覧くださいませ。