SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“ぎおんご ぎたいご/小山 真実”
先日、伊勢木綿の店頭で手ぬぐいを整えていた時のこと。
「【ぴちぴちちゃぷちゃぷ】。【しんしん】。擬音語が柄名になるなんて可愛いなぁ…」
と眺めていて思い出したのが、こちらの本。
『ぎおんご ぎたいご じしょ』
大学生の時にパラパラっと見ただけだったのですが改めて読んでみたくなり、この機会に購入してみました。
辞書とありますが、素敵なイラストや写真をメインに擬音語・擬態語を紹介している少し風変わりな本で、使用例の文章がまた面白いので見入ってしましました。
日本語は擬音語・擬態語がとても多い言語だと言われていますが、
中でも食感を表現する言葉(かりかり、さくさく、ふわふわ、とろとろ、もちもち…)は、世界で一番多いそうです。
ということは、、、
日本語にはあって外国語にはない表現がきっとたくさんあるのだろうなーと興味が湧いてきましたので、
SOU・SOUの海外出身スタッフに、好きな日本語の擬音語・擬態語を聞いてみました!
まずは香港出身の姚さん。
【ぴゅーぴゅー】
SOU・SOU定番の薙刀袖の服を着て自転車で爽快に走っていた時のこと。
すれ違いざまに、袖の中に風が入る様子を見た人に「ぴゅーぴゅーしてる!」と言われて、この擬態語を知ったそうです。
そして中国出身の瀟瀟さん。
【ほかほか/ぽかぽか】
ほかほかは食べ物などの暖かさ、ぽかぽかは太陽から感じる暖かさ。
「゜」が付くだけで、意味も使い方も違うことに驚いたそうです。そして、どちらも自然の暖かさを表しているところが好きなんだとか。
確かに「ほかほか」と「ぽかぽか」は似て非なるもの!面白いなぁと逆に気付かされました。
ちなみに瀟瀟さんの名前も雨を表す擬態語だそうで、【ざーざー】【しとしと】という意味があるのだとか。風情があってとっても素敵です。
普段から何気なく使っている擬音語や擬態語も、改めて向き合ってみるといろいろ発見があって、とても楽しいなぁと思いました。
2 件のコメント
擬音語、擬態語に接すると、日本語がどれだけ豊かな言葉かということを再認識じます。
今が寒い時期だからということもありますが、「コトコト」がお気に入りです。お豆さんやシチューを時間をかけて煮て、みんなで頂く時の至福を思うと、何とも幸せな空気に包まれている気になります。
似ているようで、微妙にニュアンスが異なるのは「ふわふわ」「ふうわり」「ふんわり」。
掘り下げ始めると止まらなくなりますね。
御紹介くださった辞書、読みたいな。教えてくださり、有り難うございます!
Xiao pen様
コメント頂きありがとうございます。
「コトコト」と聞いて、私も心と体の温まる幸せな気持ちを思い出しました。
微妙な差を表現できる日本語って奥が深いですね。
笑い声の擬音語の説明が特に面白いので、機会がありましたらぜひ本も読んでみて下さいませ!