SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“聞香体験”
日本文化愛好家の友人の企画で聞香体験に行ってきました。
「聞香」とは聞きなれない言葉かもしれませんが、
心を傾けてお香を「聞く(かぐ)」ことだそうです。
今回は体験ということで3種類の香木の香りを聞き分ける「三種香」という
遊びを教えていただきます。
まずは薫玉堂の社長さんのお点前が始まります。
奥は得点を書き留める筆者さん
答は3種類が全て同じ香りだったか、はたまたどれか2つが同じか、全部別のものなのか。。。
たった3種類なのにこれが意外と難しいのです。
あまりに繊細な違いなので、2番目、3番目が回ってくるうちに最初のがどんなだったか
すっかり忘れてしまいそうです。
手順に従い香りを聞いた後は小さな硯が回ってくるので、墨をすり、筆で答えを
書き込みます。
隣の人に見られないようにこっそり。。。
みんな自分は当たっているだろうという自信あり!?
しかし。。。
結果は総勢13名で参加したにもかかわらず、正解者がたったの1名!
な、なんという惨状。
結果を確認する山本(佳)
お香はお茶やお華と同じく精神修行なので、正解、不正解は問題じゃない
という言葉をいただいたものの、どうせなら正解したくなるものです。
次こそは絶対当てたい!
香道というと堅苦しいイメージだったのが、予想と違ってとても
楽しい時間を過ごすことができました。
心を静めてゆっくりとお香を聞く、繊細な日本人ならではの時間の楽しみ方を
少し味わえた一日でした。