SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“お稽古/長沼 ふみ”
今年最後のお茶のお稽古へ。
一式を小巾折にいれて向かいます。
お月謝袋もかわいく!
お稽古は「貴人点(きにんだて)」と「貴人清次(きにんきよつぐ)」でした。
「貴人点」は、貴人さん(主に皇室の方)をおもてなしするお点前で
「貴人清次」は、貴人さんとお伴の方へも続けておこなうお点前です。
貴人さんに出す白いお茶碗は、1度きりの使い捨てで、白木の台にのせて扱います。
お点前、お伴の役、貴人さん役としましたが
貴人さん役はものすごくVIP待遇で、そわそわしました。
この日、一緒にお稽古をしている方がつけられた御銘は「無事」。
お茶席では、一年が終わることに感謝する意味からも
年末に「無事」という御銘や掛け軸をよく使われるそうですが、
禅語の「無事是貴人」からきており、一年通して使われる言葉のようです。
禅語の「無事」とは、外に何かを求めず、あるがままで作為せず、
どんな境遇でも、当たり前のことを当たり前のようにおこなえることで、
そういう人が貴い、ということだそうです。
今年のお稽古も、学びがたくさんありました。
来年もがんばります。
(長沼)