一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“デタラメ〆”
ずいぶん前にコメントを頂いていたのですが、僕の浴衣と帯の締め方を少しご紹介します。
まず、有松鳴海絞よびつぎ浴衣
これは、有松のスター、張正の鵜飼さんが折縫い絞りをする時に使用するあて布をつなぎ合わせて反物にし、さらに上からプリントしたものです。
アップで
張正さんにはいろんなネタがあるので、本当におもしろい。
そして、帯の結び方。
まず、帯を半分に折って長さを短くします。
そして、写真のように巻き始めます。
もう一回巻きます。
そしたらこうなります。
上に折っていた帯を下におろして
下端2?3cmを帯の中に折り込みます。
そして帯端を返してきて
中に折り込みます。
完成
これは、デタラメな締め方、かつ衝撃に弱いので少し注意が必要です。
僕はこの締め方を始めた当初、スマートコーヒーで帯がスルリと落ちて浴衣が全開になり、変質者と間違えられかけました。
今ではコツもつかみ、ゆるんでもすぐに締められます。
着付けが1分という、簡単でデタラメな帯の締め方でした。
それでは、また明日。
2 件のコメント
若林さん、覚えていて下さったのですね。ありがとうございます。
当て布を繋いで更にプリントした浴衣、格好良いです。洗い張りの延長にあるのかも知れませんが、反物自体をパッチワークで作る発想に脱帽です。柄違い、素材違いの組み合わせは無限大!
新しい和装生地の地平を見る気分です。(もっとも素材違いだと、洗った時に伸縮率の違いで型崩れしてしまうかもしれませんが)
それから帯の結び方!
「着付けが1分」というところが肝ですね。
まさにSOU・SOUが提案する和装の基本的な
考え方ではありませんか。
理にかなった約束の破り方ですから、まったま「でたらめ」などではないですよ。
わたくしもさっそく実践してみます。上手く出来なかったら、また今度ご教授願います。
いやあ、こんな風に手間暇かけてご回答頂けたら
嬉しいですね。本当に有難う御座いました。
草々
ずーっと頭の片隅で気になっていました(笑)。帯は注意して下さい。変質者になりますので・・・。