SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“文字と向き合う/小林 真以子”
早いもので今年も残すところ、数週間となりました。
私は、人々が年の締めくくりに向けてそわそわしているような、師走特有の空気感がとても好きです。
そんな中、年始に立てた個人的な目標を振り返ってみました。
『きれいな文字を書けるように練習する』
・・・あれ? 達成できてない・・・
結婚式のご祝儀袋の表書き、ギャラリーなどでの署名など、自分の文字と対面する度にその課題に立ち返るのですが、日常生活ではなぐり書きに走り書き…
意識して美しい文字を書くということをなおざりにしてしまっています。
師走も押し迫った先日、年始の目標を達成するべく、やっと重い腰を上げて『美文字練習帳』を買い求め、練習を始めました!
こちらは『百人一首』『枕草子』『源氏物語』から、和歌や大和言葉を書きながら文字の練習ができる練習帳です。文字の形についてはもちろんのこと、美文字習得にあたっての姿勢やペンの持ち方など、あらゆるメソッドが盛り込まれております。
特に文字を書く時の姿勢については、これまでそんなに意識したことがなかったので、目から鱗でした。
・肩の力を抜き、背筋をスッと伸ばす。
・ペンを持たない手は、ハの字になるよう紙の上に置く。
・手から目元までは、30cmぐらい離す。
・お腹と机、そして背中と椅子の間は、こぶし1個分を空ける意識をもつ。
美しい文字を書くにはまず姿勢を正すことからなんですね!
師範のお手本に基づき筆を進めます。筆記具は、ココイロペン/おはじきを選びました。
やってみるとなかなか楽しく、初めて百人一首に触れた小学生時代を思い出しながら、つい熱中してしまいました。年内の目標達成には間に合いそうにありませんが、美文字を目指して来年も引き続き練習を重ねようと思います。
そして、2017年・月替りのテキスタイルのテーマは「文字」。
12月最終章は『花そすう』でございます。
伊勢木綿 手ぬぐい/花そすう
足袋下(普通丈)/花そすう 【男・女性用】
SO-SU-Uを色々な花であらわした、とっても可愛らしいテキスタイル。
これからの寒い季節に彩りを添えてくれるおすすめの柄です!