一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

平成29年11月04日 土曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“語源の旅/新見 奈々”

毎週土曜日の朝にSOU・SOUスタッフの全体ミーティングが行なわれるのですが、

その中に「語源の旅」というコーナーがあります。


『このコーナーがなかなかおもしろいのです。

予め指名を受けた2名が

それぞれ気になることばの語源を調べて発表し、

そのどちらが良かったかを社長を含む他のメンバー達が判定するというもの。

勝者はディフェンディングチャンピオンとなり、翌週へと語源の旅は続きます。』

(23年4月/企画室長 橋本さんの日記より)

ということで、

6年ほど続いているこのコーナーですが

本日は、今までに挙がった

単語をほんの少しだけご紹介させていただきたいと思います!



IMG_2451
「むすびの神」からきているそうで、むすびの神とは山の神様のことです。

昔の日本人は山を神格化し、

その神の力を授かるために米を山型(神の形)をかたどったのが

握り飯を三角形に作った由来との説もあります。

おむすびの「び」は

古い時代では「魂」のことであり、

おむすびは「魂をこめたもの」という意味もあったそうです。



IMG_2452
諸説ありますが、

向うとこちら二つの世界をつなぐ

「橋(はし)渡しの役目を持つ道具」という意味から

「箸」がきているとのことで、

片方は口に運ぶ先は人のもの、もう片方の端は神様のものとして考えられていました。

なので、食事の時にはお箸に神様が宿ると考えられていたようです。

IMG_2453
漢字では「御馳走様」と書き、

「馳走」は走り回ることを意味します。

大事な来客をもてなすために、馬を走らせて遠方にまで奔走して

食材を調達した人達への感謝を表す言葉からきたのだそうです。


数々の苦労を経て、食卓に並んだ食事。

そういった苦労への労いから、

豪華な食事やおもてなしの際に出される食事のことを

「ご馳走」と呼ぶようになったそうです。



IMG_2450
勉強とは、「勉め、強いる」ことであるから、

本来は気の進まないことを無理にする意味だったのだそうで

(現在の意味とは全く異なりますね・・!)

明治以降になると、

知識を獲得するために努力を重ね、学問することが美徳とされ、

「勉強」は「学習」と同じ意味になり、一般にも広く使われるようになったそうです。


IMG_2454
関西人がお礼などを伝える時に使う言葉です。

物心ついたときから、耳にしている言葉なので

語源というものを実はあまり気にしたことがありませんでした。

こちらの語源は「大きに有り難し」らしく、

「大きに」は「たいへん・非常に・大いに」の意味で、

「有り難し」は「あってはならないほどすぐれている→感謝」の意味なのだそうです。



語源を調べることで

日常で使っている言葉に秘められた

人の感性の豊かさに触れられます。

当たり前に使っている言葉に

こんな歴史的背景があるのかと驚くこともあり、

知らないことだらけです。


本日は土曜日なので

いつも通り、「語源の旅」が行われます。

どんな新しい語源が出てくるのか楽しみです。

アバター画像(新見)
スタッフ(新見)が最近書いた記事
関連記事

2 件のコメント

  • 語源を知るとほんの少し、俯瞰で物事を見る事が出来るようになるかもしれませんね。
    「勉強」は今もその意味で使われていますね。
    探してみてはいかがでしょうか。

    • Snow様

      コメント頂き、ありがとうございます。
      また、お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。

      てっきり「勉強」は学習の意味のみで
      使用されているのかと思っていました…
      探してみます!

    • (新見) H29.11.09 17:43:56

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

LINEにてお問合せいただくには、SOU・SOUとのお友だち登録が必要です。 LINEお問い合わせ窓口 新規お友だち登録

<営業時間>
12時~17時 ※水・日曜定休

※営業時間外でもメッセージを残していただければ、翌営業時間内にご連絡をいたします。