一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“川勝と”
川勝が撮影をしていたので割り込んだ。
彼の日記「傾衣でおでかけ」はおもしろい。
SOU・SOU傾衣というのは、どんなシーンでもいけるのだという事がよくわかる。そして日本男児がカッコいい。
傾衣店内を見たお客様から「こんな服着て街歩けへんでー!」という声が毎日あります(笑)。
まーそれはそれで一意見として有難く頂戴しますが、個人的にはいくら安くてもいくら品質が良くても〝あり過ぎる服〟を着て感動することはもうありません。そしてそんな服では楽しく街を歩けません。
最近のファッションは西洋服のコピーのコピーのコピーのそのまたコピーです。それに目が慣れてしまった人には、SOU・SOUなんていうのは心臓爆発ものかもしれません。
それでもGパンにTシャツが全然似合っていないような中年男性が、傾衣でトータルコーディネートをして劇的にカッコ良くなられるパターンを目の当たりにすると、もっと和装を楽しむ日本人が増えたら自分に自信がもてる人も増えるんだろうなーと思うのです。
男が初めてスーツを着た時は、妙にシャンとした気持ちになります。しかし、初めて着物を着た時はさらに違うスイッチが入るのです。
そのスイッチが入ったら、「プラダを着た外国人にも負ける気がしない」
と川勝が言っていました。
皆さんも是非体験してみてください。
それでは、また明日。
3 件のコメント
毎日、ブログを拝見していますが、
若林先生のお話には感銘を受けます。
私はsousou歴7年程になりますが、
外出時に度々「その格好で行くの?」
と家族に突っ込まれます。
たしかに周囲との兼ね合いで言えば、
和装は浮いてしまって、恥ずかしいと感じるかもしれませんが
この感覚はとても「もったいない」な、と思います。
日本人としてsousouスタイルは、とても面白く
これからも自信を持って着させて頂こうと思います。
いつか街中で傾衣男児とすれ違うことを信じて・・
”この感覚はとても「もったいない」な、と思います。”ピッタリの言葉ですね。本当に似合うものに気付けないとすればそれはモッタイナイです。でもこれから時代は変っていくと思いますよ。とらじろう様はパイオニアです!
こちらでは初めまして。
いつも楽しく拝読させて戴いております。
東京の人間ですので、京都のお店にはまだ御伺いしたことが御座いません。東京店か青山のお店を利用させて戴いております。青山のお店の笹嶋様には暖かいご配慮を賜り感謝しております。
子供の頃より「和」の生活で、学校から帰ると着物か作務衣に着替えて遊ぶという一風変わった子供でした。家庭での生活も旧暦が中心で折々のお節句に心を寄り添わせ、季節の彩りを家族で愉しんでいました。
大学は当然(笑)和服で通い、すぐに名前を覚えられてしまうので悪いことができないという、辛い(笑)大学生活でした。
芸術系のの染色専攻だったのでそれほど違和感なく学生生活を過ごしていました。
就職も京都の千總さん、とも考えたのですが諸般の事情で叶いませんでした。
今回の若林様のコメントを拝読し、思わず嬉わしくなり、御無礼を顧みず便りを認めています。
胴長の日本人の胃や腸を保護するためにも、布でお腹を護る和服は最適なのです。また、紐を結ぶ、帯を結ぶ、という一連の手順を踏むことで、自らの想いを込めるのでしょう。
先日、塩原温泉という温泉地に夫婦で色葉を愛でに行ってまいりました。当然sou souさんの傾衣を着て行きました。
sou souさんに出逢ったのは、今年の若葉が萌え出づる季節でした。それまでは、気に入ったものがないときは、自分で染め、自分で縫っていました(笑)。
もっと早くにsou souさんに出逢っていれば、と残念でしかたありません。
落葉衣の季節です。ますます寒さに向かう折、御慈愛祈ること切です。
sou sou 若林様御許へ
隗櫻 橋本茂久