一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

平成23年11月25日 金曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“露を括り風を遮る季節”

先日、細見美術館へいってきました。
20111123-hosomi.jpg 普段目にすることのない公家装束の数々に興味深々です。
特別な魅力は有職というしきたりの中でできたデザインだからでしょうか。。
早速ミュージアムショップにてみつけた
こちらの本
20111123-本.jpg なるほど、知らない世界が広がります。
その中の気になったところの抜粋ですが、
宮中袖でもみられる袖括(そでくくり)-------(袖口の平紐の部分のことです。)
本来は野行幸供奉の(野行幸(のぎょうこう)とは天皇の鷹狩りのこと)
狩装束(狩衣)の上着の袖が邪魔にならない為の意匠がはじまり。
狩衣は野行幸がなくなってからは下級貴族の私服となり、遠行や旅行などで着用する装束となり、
袖括の意匠は公家装束や鎌倉幕府成立以降の武家装束にも用いられるようになったとのこと。
さらに、
20111123-露.jpg その袖括が袖裾に垂れた余りを
「露(つゆ)」
と呼ぶそうです。
なんと風情のある!
日本人はどこまでもおしゃれです。
(山本)

スタッフ(山本 聖)が最近書いた記事
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

LINEにてお問合せいただくには、SOU・SOUとのお友だち登録が必要です。 LINEお問い合わせ窓口 新規お友だち登録

<営業時間>
12時~17時 ※水・日曜定休

※営業時間外でもメッセージを残していただければ、翌営業時間内にご連絡をいたします。