一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

平成19年09月25日 火曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“マニアック・キュレーション”

ピカソ展に行って来ました。
小さな会場で、作品も140点くらいしかなかったのですが、
今までに見たピカソ展とは違った切り取り方で、
わたしも違った楽しみ方をして参りました。
私が過去に見たものは、各時代の代表的な作品をまんべんなく配置し、
「ピカソの一生と共に、作風はこのように変わっていきました」みたいな
優等生的展示だったのですが、今回は晩年期の作品がメインで、
評論家から「落書き」だとか「時代遅れ」「ポルノ画家」とか
むちゃくちゃ言われた作品がずらりと並んでいました。
この展のキュレーターは随分変わった人なんやろなと思いつつ、
ほんまに子供が作ったような陶器や裸の女の絵などを見ました。
ちなみにこのキュレーターは、80歳過ぎたピカソが、
エロティックな絵を描きまくっていた時代の解説で、
「性衝動=創作意欲」と書いていました。
え、イコールにしちゃうの!?
かなりダイナミックな発想。
こういう(いい意味で)偏った見方の展覧会は非常に好きです。
皆さんも展覧会に行かれた際は、企画者に注目し、鑑賞してみたら
如何でしょう。
いつもと違う楽しさがあると思います。
(岩崎)


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