一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“興味のない職人”
いろいろな産地があって、様々な職人さんがおられると思いますが、
たまにすごくピント外れなデザインのものというか、時代に合っていない
ものに出合います。そういうものを作っている職人さんに限って、自分
では実際に使っていないという人が多い気がするのです。そして、そう
いう人は自信たっぷりに〝昔〟を否定しがちです。「そんなん時代遅れ
と違うんか」とか、「今はまた、こんなんがいいんかい」など。古くから
あっても良いものは良い、新しく作ってもいらんものはいらん。自分が
興味ないから新しくていいものが出来ないのです。