SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“夏といえば下駄/石田 明日香”
夏といえばビアガーデン
ビアガーデンといえば浴衣 (恒例なんです、浴衣でビアガーデン♪)
浴衣といえば下駄
ということで、今回は下駄で一番多いお問い合わせについてご紹介したいと思います。
お問い合わせ内容:下駄の裏についている金具が取れました。どうすればよいでしょうか。
→そのまま放置で大丈夫です!
こちらが取れた金具(前金、裏金ともいいます)
小町や芳町など二枚歯の下駄の前緒の結び留めを隠すものです。
前金の役目は、
・泥除け(昔は泥道だったため)
・減り止め(鼻緒(前壷)の擦り切れ防止)
らしいのですが、一番はやはり見た目ではないかと私は思います。
なぜすぐに取れるのか、
SOU・SOUでも扱っている桐の下駄というのは柔らかいので釘が取れやすいのです。
早い時は数回で取れます。
取れるんだったら付けなくていいというお考えの下駄屋さんもあるようです。
ちなみにSOU・SOUの小町は、前金の代わりにウレタンを貼っております。
小町よりも地面に当たることは少ない芳町と角には前金を付けております。(しかし気付いたら取れています)
取れるなら接着剤で付けるなど取れないようにすればいいのでは、というご意見もでてくるかもしれませんが、
そうしてしまうと、鼻緒の締め直しやすげ替え、台の交換ができなくなってしまうのです。
(鼻緒締め直し ¥1000税込、台の交換 約¥6000)
よって結論としては、"前金は取れる”そういうものなのです。
それでも取れたら付けて欲しい!
と仰る方には、前金お付けしております。(片足¥200税込)
しかし、又おそらく取れます。
なので、やっぱりそのままで私は良いと思います。
昔はよくひしゃげて取れた前金が道端に転がっていたとか。
前金取れても気にしない気にしない。
おおらかにいきましょう♪