SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“お気に入りの選び方/色部 由里子”
皆様にもご経験ありますでしょうか。
何かに出会ったとき、何かを選ぶとき、これしかない!と感じる瞬間。
私は、そう感じることがよくあります。
一目惚れ、とでもいうのでしょうか。
そして、後々それが間違いではなかったと思うことばかりです。
■着物
何度着られるか分からない振袖よりも、普段着られる着物が欲しいと思っていた二十歳の頃に出会いました。
このなんとも言えぬ桜色は紅花染めなのだそうです。
無地感覚でも着られるような飛び柄の小紋なので、大学の卒業式にも袴と合わせて着て出席しました。
着物を選んでいると、この着物を他の誰かが着ていたら、なんだか悔しく思うだろうな、と感じることがあって
そんなときは、迷わずに決めるようにしています。
■金封/丸に小菊
今まで何度も結婚式に出席して、その度にどれにしようか迷ってきましたが
新柄のこちらはもうコレしか目に入らない状態で即決。
友人である新婦のイメージにもぴったりでした。
差し上げるものは、相手を思い浮かべながら。
■カメラレンズ
どうしてもこのレンズで写真を撮りたい!!!と思って、それに合わせてカメラを選んだようなもの。
まだまだ使いこなせていませんが、きっと長い付き合いになるはず。
手に入れるのが早ければ早いほど、シャッターチャンスは増える、の一言に落とされました。
その場の空気を切り取った写真が撮れ(たような気になれ)るところが気に入っています。
ふたりともいい笑顔。
■和室
これからの住まいにある和室。
初めは全く希望に無かったにもかかわらず、実際に見てからは住まい選びの要となりました。
夏は畳に寝転がってひんやりと。
冬はこたつでお鍋をつついたり。
時には即席ゲストルームに。
柔軟に使えるのがいいところだと思います。
■歯磨きセットのお家
昨日まで開催されていた五条坂の陶器まつりで出会いました。
歯ブラシ2本と歯磨き粉を立てられます。
脇阪さんのテキスタイルの影響で好きになった家のモチーフ。
なんだかあったかい気持ちになります。
店舗スタッフとして、皆様が何かを選ばれるところに日々立ち会っておりますが
いろいろ迷っても、第一印象でよかったもの、最初に目に入ったものにされることが多いように感じます。
いつ使おう、何と合わせよう、と考えるよりも
好きなものは、手に入れてしまえばこちらのもの、なのだと私は思います。