SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“はじめまして/中村 奈緒子”
4月からネットショップ担当としてSOU・SOUで働かせていただくことになりました、
中村 奈緒子と申します。
地元名古屋の美術大学を卒業後、横浜のIT企業で11年間ホームページの更新業務などを
担務してまいりました。
私とSOU・SOUとの出会いをお話します。
OL時代に洋裁にはまっていた私は、当時よく通っていた手芸屋で、なんともかわいらしい
生地を集めた一角に遭遇しました。
今では、染めおりでより多くの種類のテキスタイルを見ることができますが、
その店にあったのは、ほんの20種類ほどだったと記憶しています。
それでも、その柄の、他にはない斬新さ、おおらかさ、卓越したセンスに心を奪われ、
飽くことなく眺めていました。
でもなんで生地の巾が狭いのかしら?
恥ずかしながら、当時の私は小巾織物というものを知りませんでした。
すべてSOU・SOUに入社してからわかったのです。
あの生地が伊勢木綿といって、時代の変化により、現在は作り手が臼井織布(株)という
会社一社となってしまっていること。
100年前のトヨタ式織機でゆっくり織られているため、一日一反(13メートル)しか織られないということ。
100年前。。なるほど、着物が当たり前の時代に製造された織機で織られているから、あの巾だったのか。
そして、SOU・SOUには、小巾織物の生地(手ぬぐい生地)で作られた商品がたくさんあることも知りました。
伊勢木綿 文 四角衣/長方形衣、大帷、いせもめん こどもじんべい、なぎなたかんとうい、小巾折などなど。。
小巾でも服が作れるんだ!それまでの概念が覆りました。
さっそく、『まっすぐ縫いの本』と手ぬぐい生地を買って実践です。
まずは、手ぬぐい 四角衣。
生地は大好きな、布芝空薔薇で。
ほんとうに簡単で、2時間もあればできあがります。
つづきまして、手ぬぐい 長方形衣。
花がさね 萌黄(もえぎ)を使いました。
これは少しアレンジを加え、ポケットをつけました。
手芸屋での出会いから時間を経て、今こうしてSOU・SOUのテキスタイルを
身にまとうことができ、ひしひしと幸せを感じています。
これからよろしくお願いいたします。