SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“解体”
久しぶりに母校へ行ってまいりました。
目的は当時制作したこちらの作品の解体。
毎年行われている、JAPANTEX の学生ブースに出品するために
クラスメイトと3人で制作しました。
JAPANTEX はテーマが決められており、材料もこの材料を主に使うようにと
送られてきます。
この年のテーマは『俯瞰と仰視』、材料は障子紙と織物の耳の部分(産業廃棄物)。
毎日、話合いばかり繰り返し、それでもまとまらず、、、
人と一緒に物を作る大変さを思い知りました。今では懐かしく思います。
この作品は自分達をとりまく流れをあらわしています。
自分から見えるもの、人から見えるもの、見る角度の違い、、、
複雑に絡み合っているもの、、、でも実はとても単純だったり、、、
障子紙に墨で色々な線(流れ)を描き、それを5ミリ幅にカットし
紡毛機で紙に撚りをかけ、蒸して撚り止めをし、紙糸を作りました。
その紙糸を思い思いに障子紙にぺたぺた貼り付けています。
そのまわりを織物の耳で囲っています。
あっ?はさみをいれてしまいました。
今は部屋の片隅で眠っています。
久しぶりに学校に行き、制作意欲がふつふつとわいてきました。
そろそろなにかはじめなければ、、、