SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“銀塩倶楽部/稲垣 正幸”
SOU・SOUの写真好きが集まって密かに発足しています。
その名も『銀塩倶楽部(ぎんえんくらぶ)』
銀塩とは、いわゆる「フィルム写真」を指します。(以下:フィルム写真=銀塩)
目まぐるしく変化する昨今、
スピード、利便性、合理性、低コストが求められる世の中で
カメラのデジタル化も大義名分のもと、必然の流れだったと思いますが、
あえて、時間と手間とお金のかかる銀塩に手を出した、
物好きな部員達を紹介しましょう。
部員名:XiaoXiao(着衣)
カメラ:PENTAX MX (1982年製)
小型、軽量で、操作はほぼマニュアルながら、優れた露光計のおかげで使いやすさ抜群。
銀塩一眼レフの基本と魅力がギュッと詰まったカメラです。
日常の何気ない風景を切り撮る独自のセンスは中々のものです。
部員名:内村(足袋)
カメラ:PENTAX67ii (1998年製?)
SOU・SOUイチのカメラオタクは「バケペン」の愛称で知られる重量系の中判カメラを使いこなす。
中判ならではの繊細で高画質な仕上がりは鳥肌モノ。ハイクオリティーな作品を連発しています。
これ以外にも名機、迷機を引っ提げて、休日には西へ東へ超軽フットワークで撮影に出向いています。
部員名:稲垣(ネットショップ)
カメラ:Nikon F3 (1981年製)
1980年発売から20年間製造され続けた「スーパーニコン」と呼ばれたロングセラー名機。
絞り優先モード搭載で、製造された年代を考えると何気にハイテク。
若手の銀塩ブームに触発され、約四半世紀振りに銀塩カメラを手にしました。
普段は商品写真を撮影している反動で?主に風景写真やスナップショットを撮っています。
部員のカメラはどれも製造から数十年経ったクラシカルなものばかり。
古いものを大切に使い続け、そこから新しいものを生み出すといった楽しみがあります。
カメラ、フィルム、現像、構図などなど、あーだこーだと談義するのもこれまた然り。
、、、とここで突然ですが、プチ問題です。
銀塩とデジカメの違いを比較するため、ほぼ同じ条件、設定で撮影したものですが、
どちらがデジカメ、銀塩か、見分けることができるでしょうか?
正解は、、
左がデジカメ、右が銀塩です。
この画像サイズで比較するのは厳しいかな、、と思いつつ、個人的な見解として
デジカメは「きっちり」撮れる印象、銀塩は色の階調が穏やかで、柔らかな印象です。
しばしばデジタルVS銀塩の優劣の議論になりますが、
(極端な例ですが)同じ車でもトラックとスポーツカーみたいなもので、
其々の特徴を目的に応じて使い分けることが私にとっての答えです。
さてさて、手前味噌で恐縮ですが、私の銀塩ギャラリーのご紹介です。
デジカメは失敗するとその場ですぐ削除できますが、
銀塩は削除するどころか、確認もできません。当たり前のことですが。
なので撮影時は1枚1枚シャッターを押す毎に重みを感じます。
そして現像するまでどんな写真に仕上がってくるか、毎回ドキドキ。
上手く撮れていなかった時でも、それはそれで味があったりしますし、
何より次に繋がる良い勉強になります。
それでは、最後は銀塩倶楽部のトーテムポールで〆たいと思います。
今後のゆる~い活動にご期待?くださいませ。