SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“小豆粥を食べに/巽 佳美”
1月7日の七草粥は一般的に知られているかと思いますが、小正月である1月15日に小豆粥を食べると、同様に「1年の邪気を払い、万病を除く」との言い伝えがあるそうです。
妙心寺山内の東林院で「小豆粥で初春を祝う会」が、小正月〜31日まで行われているという事で、出掛けてまいりました。
受付を済ませると、まず「梅湯と祝菓子」を頂きます。
それぞれのお菓子に込められた意味を知り、かしこなったわ〜とすでに満足気な次女。
食べ終わると、奥のお部屋へ移動します。
「なんかここから聞こえるでー。」
水琴窟に興味津々ですが、さあさあ急ぎましょう〜。
「小豆粥と精進料理」
いただきま〜す!とその前に、禅寺では「さばの儀式」を行います。
さばの儀式とは・・・自分の受けた食の中から、少量のさば(生飯・施食)を分かち、庭の木々などに供え、小鳥や小動物に施す事。
係の方が持っていらっしゃる「さば器」へ小豆粥を移します。
改めて、自然の恵みによって生かされている事へ感謝の気持ちを忘れてはならないと感じ、「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶の意味を、今一度考える良い機会になりました。
最後に、お寺と言えば・・・恒例の標語です!
新しい年になり、今年こそは!と色々思うところもありますが、そんな私の心にすとんと落ちた、この日の標語なのでした。
(巽)