SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“不思議なこと。”
梅雨入りしてからというもの、雨が降ったり止んだり不安定な天気が続いていますね。
天気のいい休日は洗濯をしたり、プランターいじりをしたり、いろいろと出来ることもあるしやる気もあるのに雨が降ると急にやることもやる気もなくなってしまいます。
しかも私は生粋の雨女。
よし、出かけるぞっ!と前々から決めていた日は大概雨が降ります。
なので、雨の降った休日は大人しく読書をしたり、縫い物をしてみたり。
最近読んだ辻村深月著の『ぼくのメジャースプーン』。
この本の中で、主人公と大学の先生がカラスや蠅、蝶などを例えに出し「なぜ人は殺してはいけなくて虫や動物は殺してもいいのか」という話しをしているシーンが出てくるのです。
蠅や蚊は殺せても、蝶を殺すのは罪悪感がある。
豚や牛は食べれても、イルカはかわいそう。
動物は殺しも絶対的に罰されることはないけれど、人を殺せば警察が犯人捜しに血眼になる。
生きている以上、命の大きさは量ることは出来ないのに不思議ですね。
どんなに当たり前のことでも、普段は見えないことがたくさんあります。
本は、それを気付かせてくれる。考えさせてくれる。
雨は好きではないし休日に雨が降ると残念な気持ちになりますが、そんな日はゆっくりと本を読める幸せをかみ締めてみようと思います。
次は何を読もうかな。