SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“ラヂオとわたくし”
京都工芸繊維大学にて5月8日まで開催中です。
「ラヂオの時代」-谷川俊太郎コレクションを中心に-
私が立ち寄った日はまだ、春休み中でしたので校内はがらーんと静か。
大きな校舎と校舎の間には、とっても素朴でいきいきと健康的な庭があり
入校後すぐに大学への好感度があがります…。
展示されているのは、詩人谷川俊太郎氏が収集したラジオ180余点。
オルガンのように大きなラジオから、スヌーピーのキャラクターラジオまで。
プロダクトデザインの多様さもさることながら、ラジオ放送の歴史に
ついても思いをはせることになりました。
私は今の会社に入るまでほとんどラジオに親しみのない生活を
していましたが、ネットショップでは時計がわりにずっとラジオが
かかっており、自然と耳に入ります。
そうなると流れる音楽や話題にも興味をもっていきました。
特に音楽については22歳にしてはじめて好きなバンドができ、
友だちに声をかけることなく1人でライブハウスまで行ってしまうという
遅咲きならではのほがらかさで、新しい楽しい事を見つけた嬉しさを
まさに、今、満喫しています。
これは確実にラジオがなければ始まっていないこと。
現在は携帯でもラジオが聴けますし、ハードとしてのラジオは
コンパクトさや、ラジオを聴く事意外の機能性の方が重視されて
います。この展示を見終わってみると、それもなんだか寂しい。
しかしそれは当時がまさに「ラジオの時代」だからなせたこと。
ともかくも23歳にしてラジオを再確認するわたくし。
まだまだ楽しいことは続く予感がしています。
(尾崎)