SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“わらい”
今月、買い物中に偶然見つけた、京都大丸ミュージアムで28日まで
開催していた「金子みすゞ展」に立ち寄りました。
金子みすゞの生涯をなぞりながら、彼女を愛する著名人63人のメッセージも
合わせて展示する、というものでした。
奇しくも、最近よく耳にする「こだまでしょうか/いいえだれでも」というCMの
ナレーションも、彼女の「こだまでしょうか」という作品です。
やさしい言葉の、その美しいつらなりに胸がいっぱいになりました。
なかでも素晴らしいと思ったものは
「わらい」
それはきれいな薔薇いろで、
芥子つぶよりかちひさくて、
こぼれて土に落ちたとき、
ぱつと花火がはじけるやうに、
おほきな花がひらくのよ。
もしも泪がこぼれるやうに、
こんな笑ひがこぼれたら、
どんなに、どんなに、きれいでせう。
大変なできごとを前にして、自らの幸せを再確認させられる事ほど
つらいことはないと、思います。
でも人間は、泣きますが、笑うこともできるんだということを
この詩を読むと、うまく説明できませんがそういう
あたりまえのことに気づけて嬉しく、じわじわ暖かくなりました。
(尾崎)
4 件のコメント
良い詩のご紹介ありがとうございます。
こころの琴線にふれました。
人の泪は美しく、また笑顔も美しい。
こぼれた泪のしずくがはじけて、笑顔になればいい。
SOU・SOUさんには、
人を自然に笑顔にする力があります。
こんなときだから、身に着けたい。
藍捺染之介様
服は、おなかのたしにはなりませんが、
SOU・SOUのやっていることが誰かのわらいに繋がっているとしたら。
そう思っていただけているとしたら、やっていて良かったと思える本当に有難いお言葉です。
ありがとうございます!
度々のコメント失礼します。
「衣食住」の中で、衣を担うこと。
そして、食住も華やかにすること。
お腹の足しにはなりませんが、
心の足しになります。
手拭い一枚見るだけで、笑顔になりますよ。
お世辞では無く、心からそう思います。
感謝を込めて。
本当に本当に、ありがとうございます!
お豆腐のような身近さのデザインとして
みなさまのかたわらで一緒に年月を重ねてゆてるよう、
これからも続けて楽しんでいただけるよう、精進してゆきます。