一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“続・京鹿の子絞工芸展─京のしぼり尽くし─”
先日みやこめっせで行なわれた「京鹿の子絞工芸展」。
たばた絞りの出展作品はこれ。
The 京・雪花。
雪花と言えば、有松のスター、張正さんが日本一ですが、田端さんはこれから京都で雪花絞りを発展させていこうとしている唯一の職人さんでもあります。
例えば張正さんが仮にひと夏で浴衣1000着分を絞ったとしても(もちろん不可能ですが)、日本人の13万人に1人しか買うことが出来ません。
だから、もっともっと雪花絞りを広く発展させるためにも、いろんな人がこの板締めの技術を会得すればいいのにと思っています。
そんな僕の思いに田端さんだけが賛同してくださいました。(有松の他の職人さんは、あんまり雪花に興味がないみたい。)
そして今後も、僕らは僕らが作る新しい販売チャンネルでマーケットを開拓し、絞りの面白さを伝えていきたいと思っています。
最後に、(左から)冬眠から覚めた戸田、麹塵染めでお世話になっているSDファブリック会長&伝統工芸士の重野さん、そしておそらく今後の京都の絞り業界を引っ張っていかれるであろう期待の若手職人、田端さん。
それでは、また明日。
2 件のコメント
出展させて頂けましたのはご協力頂いた皆様のお陰と思っております。素敵な展示会にして頂き皆様本当にありがとうございました。
受け継がれてきた素晴らしい日本の文化や技術が途切れないようにそして一人でも多くの方に絞りの面白さを伝えていけるように精一杯絞りに生きようと思います。
あと10年もすれば殆どの職人は現役を引退していますので、田端さんは間違いなく業界の中心人物になります。いまどう動くかが大切です。一緒にがんばりましょう。