SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“私の好きな六冊/新見 奈々”
みなさま、『私の好きな一冊』はご存知でしょうか。
さかのぼること2年と少し前、SOU・SOUホームページにて行われていた企画です。
SOU・SOUスタッフが一日一冊、好きな本を紹介していくこの企画が私は大好きでした。
当時、SOU・SOUスタッフでなかったので参加できなかったのが悔やまれます。
ならば今、私もやればよいのでは・・・。
しかし一冊ではおさまらないので、かなり欲張って六冊ご紹介させていただきます!
お付き合いいただけますと幸いです。
左:脇阪克二のデザイン
初めて書店で目にした瞬間、もう手が伸びていました。
たくさんある書籍の中で、表紙の菊づくしがパッッと輝いておりました。
学生時代は何度も読み返しては付箋を貼りまくり・・・私の大事な大事な一冊です。
この一冊に出会う前と出会ってからの学生生活は、少し違うものとなりました。
右:ねこと国芳/金子伸久
「ねこ、ややこしくも愛おしい家族」
この言葉から始まる、こちらの一冊は国芳の猫好きが爆発しています。
いつの時代もねこは人の心を気ままに掴んでは、簡単には離してはくれません。
個人的な見所は、国芳の作品ができるまでのラフスケッチです。
ラフを見た後に完成したものを見ると、また見え方が変わる気がします。
あとは小説も好きです。
左:それからはスープのことばかり考えて暮らした/吉田篤弘
こちらはle coq sportif店長、豆越さんから頂いた一冊。
人に何かを選んで貰う、というのは
可能性が広がるということなのかなと思います。
それは本だけではなく、自分が身に纏うもの等にも言える気がします。
好きな本の幅が広がるキッカケとなった一冊でございます。
右:舟を編む/三浦しをん
こちらは「辞書」を作る最初から最後までのお話です。
辞書制作と並行して登場人物の人生も描かれており、
それと相まって辞書の完成のシーンはうるっときます。
こちらは映画で実写化されているので、そちらもオススメです。
左:海色の壜/田丸雅智
「平成の星新一」「新世代ショートショート作家」
と呼ばれている田丸さんの作品。肩書きが既にかっこいいです。
物語の題材は魚や豆、たまごなど・・ごくごく日常的なものなのですが
幻想的でかわいらしく、そしてシュールなのでクセになります。
右:チルドレン/伊坂幸太郎
何度も読み返しているので他の本に比べて、少しくたびれています。
こちらも短編集です。全編、陣内という男性を中心に物語はすすみます。
物語の序盤は大学生、そして就職し家裁調査官になりますが
この陣内は大学生でも家裁調査官になってもメチャクチャです。周りを振り回しまくります。
そのメチャクチャさが、かっこよくもあり見所でもあります。
以上、私の好きな六冊です。お付き合いいただき、ありがとうございました。
梅雨に突入し、読書日和もきっと多くなるかと思います。
そんな日のお供に書衣はいかがでしょうか。
「書衣・名刺入れ30%OFFセール」もスタートしております。
紫陽花なんて今にぴったりですし、季節を一足先取りで朝顔もいいですね!
ネットショップはもちろん、店頭でも絶賛開催中でございますので、この機会に是非ゲットしてくださいませ。
ご来店お待ちいたしております!