SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“にほんのきれいのあたりまえ/橋本 真紀”
『にほんのきれいのあたりまえ』(きれいのデザイン研究室 編著)。
タイトルに惹かれて即買いしたのですが、冒頭部分をちらっと読んだだけで、日本人であることの誇りで胸がパンパンになりましたので、この日記を読んでくださっている日本人の皆様にシェアしたいと思います。
[ お膳とお箸を整える ]
[ 布団をきちんと畳む ]
[ 四隅を丁寧に折り込む ]
[ 穢れ(けがれ)を水で清める ]
[ 朝顔を愛でる ]
[ 梅干しで邪気を払う ]
[ 白米を一粒一粒慈しむ(いつくしむ) ]
[ 桃やプラムの皮をむく ]
[ 彩り豊かにきっちりつめる ]
[ 車内を清潔にする ]
[ 脱いだ履物をそろえる ]
[ 土の恵みに感謝する ]
[ 野草を生ける ]
[ 水平垂直の間を好む ]
[ 旬の味を一口ずつ食す ]
[ 夜でも買い物ができる ]
[ 三角形に折っておく ]
[ 水道の水が美味しい ]
[ 寿司を目の前で回す ]
[ 金魚に雅と涼を見る ]
[ 水場をピカピカに保つ ]
[ 無言で並んで待つ ]
[ みんな必ず手を洗う ]
[ 時間通りに電車が来る ]
[ 列を乱さず駐輪する ]
[ 常に雑巾を掛けておく ]
以下、まえがきからの抜粋です。
例えば、コップ一杯の水。
いつでも蛇口から注いで飲むことができるきれいな水は、あたりまえすぎて、ふだんあえて意識することがありませんが、この水を届けるインフラをずっとあたりまえに守り続けていることは、日本人の感性を象徴しているのではないでしょうか。この感性は、モノのきれいにとどまらず、日常生活の営みやふるまい、考え方、仕事の進め方など全てにあてはまり、さらには食品、商品の品質管理や、国の治安、あるいは高度なホスピタリティの精神にもつながり、これらは海外に対して大きな市場性をも持っています。
(東京藝術大学デザイン科教授 松下 計 氏)
特別なことではなく至極「あたりまえ」なこととして、こんなことをシレッとやっている日本人ってすごい。
こういう文化こそ、日本の財産だなーと改めて思います。
例年より数多くの外国人観光客をお迎えしているSOU・SOU。ゴールデン・ウィーク中はさらにインターナショナルな店内になるかと思います。
SOU・SOUっていいな、京都っていいな、日本っていいなと思って頂けるようなサービスが出来るよう、スタッフみんなでがんばらんとなーと思います。