一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“一旦、生産終了(その2)”
長年ご好評頂いておりました先丸地下足袋が、工場さんの事情で生産出来なくなりました。
高砂産業さんの下請け工場で生産していただいておりましたが、昨年末で履物部門を閉鎖されたのです。
なかなかこのご時世、国産の履物工場さんの経営がキビシイのだと思います。
とりあえず少しの間はもつだけの在庫を作ってありますので大丈夫ですが、この先は高砂産業さんと共に新しい工場で先丸地下足袋が再生産出来るように一から進めていかなければいけません。
いろいろ大変だ。
でも、まーなんとかなるでしょう。
それでは、また明日。
6 件のコメント
先丸地下足袋の生産終了、驚きました。
このご時世で何かと良いものを作り続けるのは難しいことなのかも知れませんね。
先割・先丸ともにSOU・SOUさんの履物は家族ぐるみで使わせて頂いております。早く先丸地下足袋が復活できるよう、願っております。
SOU・SOUスタッフの皆様、関係者の皆様もお体には充分気をつけて頑張ってくださいね。心より応援しております。
突然のコメント失礼致しました。
ありがたいコメント恐縮です。例えば日本人の1000人に一人が毎年一足国産の地下足袋(SOU・SOU足袋という事ではないですよ)を買えば工場はずーっと残っていきます。草履や下駄だって同じことが言えます。当然和服も。日本の良いものを残すも残さないも日本人次第ですね。 (若林)
私は若かりし頃、「もの」を作る仕事に憧れておりました。
小さな頃はプラモデルは勿論、山や草むらに基地を作ったり・・・。
中学から高校までは吹奏楽にのめり込み、高校入試の面接では尊敬する人物は?との問いに
親をさておき「作曲家」と言っておりました。
母がいなかったせいか(死別ではありません)料理にも興味を持ち、調理師をしていた時期もありました。
しかし、気が付けば早五十路、夢や憧れとは程遠い仕事で生活しております。
(勿論、それなりに幸せですが・・・)
私があと二十数歳若ければ、日本の良いものを残すために
内側から何か出来る事があったのかも知れませんが・・・。
今までの人生の半分以上を無駄に消費してきてしまった事を最近、少し後悔する事があります。
おぉっと失礼、辛気臭い!!
要するに私は、せっせと消費して(大切にねっ)日本の良いものを
残して行けるように勝手にお手伝いさせて頂く事をココに宣言致します。
SOU・SOU様に出会えてホントに視野が広がりました。
今やSOU・SOUのアイテムは我が家のトラッドです。
余命で何ができるのかゆっくりと考えてみたいと思います。
駄文長文失礼致しました。
またまた恐縮なコメント有難うございます。月並ですが、何をするにせよ年齢は関係ないとおもいますよ。例えば和菓子作りやお茶講座、染め体験、等など日本の伝統的なコトをただ気楽に楽しむというのはいかがですか。SOU・SOUスタイルなら楽しさ倍増だと思います。僕はそんなふうにして日本の良いものを残して生きたいなーと思っています。
着物を着る機会が多く京都の呉服屋まで足を運ぶのですが中国製品多いです。(売らないで欲しい!)
ご主人も「このご時世後継者を雇う余裕も無く年配の職人が厳しい経営の中良い物を作り続け事は難しいことです」と同じような事を言っておられました。
こうして日本の文化は失われてゆくのだと寂しく感じました。
先丸地下足袋の愛用者として本当に残念です。
ところで雪花は全国でも有松に一件しか技術者がいないと聞いた事あるのですが見事な雪花ですね。雪花だけでなくその他の絞り自体新鮮味があるように思います。どこで学ばれたのでしょう?
また絞りの着物を着てみたく成りました
雪花はほぼ独学だと思います。いろんなことにチャレンジされる頼もしい職人さんです。これからもどんどん板締めをして頂きたいと思っています。