SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“宮内庁御用達”
伊勢木綿でお馴染みの三重県へ行ってきました。
京都からは新名神自動車道で1時間半ほど。意外な近さです。
お昼に明治22年創業の老舗洋食屋、津市の東洋軒へ。
歴代の料理長の中には天皇の料理番もいらっしゃったそうです。
せっかくなので名物のいくつかをいただきます。
ブラックカレーは松阪牛・小麦粉・野菜・スパイスを3週間かけて煮込むそうです。
食べてみると辛さは抑え目、むしろシチューを味わうようなまろやかな深みでした。
古今東西の様々なカレーを愛する方々に味わって頂きたい一品。
クリームコロッケの産みの親は東洋軒出身という由緒があるそうです。
外のさっくり感とクリームのとろける感、蟹の足が丸々入った贅沢さがたまりません。
さらっと飾ってあった1923年のメニューにも品格を感じてしまいます。
銀行を移築したという重厚な建物にあって地元の方々が席を埋める賑わい。
食事も雰囲気もまた訪れたくなってしまうお店でした。
(武市)