SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“浮世絵の中の豆絞り/長沼 ふみ”
展示『歌川広重の旅 平木コレクション 保永堂版初摺でたどる東海道五十三次』へ
行ってきました。
色あせない、きれいな青
雪景色の空気感
山の描写
どれも素敵でした。
五十三次の中の一カ所
「鳴海」では絞り染めを売るお店が描かれています。
江戸時代、土地が農業に適さなかった有松や鳴海では
知多や三河木綿を使った絞り産業が発展しました。
東海道を往来する旅人へ、手ぬぐいにして売り
おしゃれ!と大人気となりました。
SOU・SOU×有松鳴海の手ぬぐいを絞っていただいている張正さんでは
広重の浮世絵に出てくる豆絞りの手ぬぐいをもとに昭和30年ごろ
研究と試行錯誤を重ね、現在の豆絞りを生み出されたそうです。
季節問わず人気の豆絞りですが、そんな背景があるとは、、!
美術館で思わず「豆絞りを探せ」をやってしまいました。
広重の浮世絵に思いをはせると
絞りがより一層魅力的にかっこよく見えます。
旅のおともに、豆絞り!
(長沼)