一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“【一日一駄話】”
紙衣(カミコ)
写真のアイテムは、もじり袖短衣ですが、素材が和紙で出来ています。
和紙を細く切ったものをタテ糸、ヨコ糸に使って織った生地を使用しています。
なにげに日本独自の先端技術です。
プリントは藤田染苑さんの藍捺染です。これまた世界初の先端技術です。
そもそも“カミコ”とは“紙衣”と書き、江戸時代に生まれたもので、一般大衆に愛用されていたそうです。(当時は織ではなく手もみの和紙が使われていました)
和紙は紫外線をほぼ100%カットしてくれて、水に強く、軽くて暖かい素材です。
とは言うものの、これは売り物ではありません。
にっぽんと遊ぼうというイベントのチャリティオークションに出品するために特別に一点だけ作ったものです。
にっぽんと遊ぼうというイベントは、日本だけでなく海外からもセレブが集まるので、チャリティオークションも一流品ばかりが出品されます。
SOU・SOUは一流品というものはあまり作っていませんが、織り・染めの国、日本らしいアイテムが出来たんじゃないかと思います。
高値が付くといいなぁ・・・。
それでは、また明日。
2 件のコメント
紙衣は仙台辺りのが有名ですね。
もはや高級品の類なんだろうなあ。
秘伝として「蒟蒻粉を入れると毛羽立たない」というのが
ありますが、それは内緒にしといて下さい。
この紙衣に使ってる和紙布は本当に優れものです。何の加工もしなくても紫外線を99%以上カットしてくれますし。コストがもっと下がればいいんですけど・・・。