SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“へうげものに会いに/山本 聖美”
11月は、お茶の世界ではお正月にあたる月。
最初のお稽古では、風炉から炉に変わる“炉開き”という御祝いの行事があり、
「炉開きの茶事には“織部”と名のつくものを何か一品使うというしきたりがある」ということを教わりました。
今年没後400年で、漫画『へうげもの』で広く知られるようになった
古田織部(本名:古田重然/ふるたしげなり)は、
戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将、大名であり、茶人としても名高い人物。
お茶のお稽古に勤しむ私にとって、今最も旬な人物です。
タイミングよく 、佐川美術館にて
織部の展覧会が開催されていたので、行って参りました。
こんにちは、織部さん
充実した展示内容、資料でしか見たことないようなお宝が盛りだくさん!
特に私は傾きまくった兜と、織部作の竹茶杓と、肩衝の茶入れたちに大興奮。
織部好みの当時の影響力、大流行した空気感が感じられ、ワクワクしました。
かなりオススメです。
そして、
在釜では織部好みのお茶碗もございます。(他にも数点あります)
ぜひ、お点前王子にリクエストして、一服お楽しみくださいませ。
(山本 聖)