一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

平成22年09月04日 土曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“【SOU・SOU日記】”

岩マルMD通信 ?色の由来編?

注)岩マルMD通信とは…
W氏が某音楽ユニットをもじってMD岩崎に命じた、
不定期発行のかわら版のことを言う。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
約1年半ぶりのこのコーナー。
そもそもMDって何するんだろう。ご存知の方、教えて下さい。


…冗談はさておき、秋冬新商品から色名の細分化を更に進めております。

某ビールのCMでも言っていた様に、風の名前が二千種類ある日本。
色の名前も数え切れないくらいあります。
しかしどれも味わい深い豊かな表現です。
SOU・SOUでも単に色を呼ぶ際、「白!」とか「黒!」では趣が無いので、
それなら昔の人々が名付けた素晴らしい情緒ある色の名を
敬意を込めつつ拝借し、商品に反映させていこうと相成ったのです。

例えば…

<白>
・つくも
伊勢物語に「百年(ももとせ)に一年(ひととせ)たらぬ九十九(つくも)髪
我を恋ふらし面影に見ゆ」という歌があります。
水草の「九十九草(つくもそう)」が白髪に似ているところから、
白(=百引く一)を洒落て白髪の事を「つくも髪」と読んだそうです。
いわゆる"白"色全般をこう呼んでいます。

・胡粉色
胡粉とは牡蛎などの貝殻を焼き砕いて作った白色顔料のこと。
日本画や、友禅染めに使用されます。
若干黄味掛かった白で、モスリンの白だけに用いる色名です。


<黒>
・濡羽色
昔から日本では女性の美しい黒髪を「烏(からす)の濡羽色」と
呼び親しんできたそうです。
ただ真っ黒なだけでなく、濡れたように光り輝く黒、また
紫味がかった黒のことも濡羽色と呼びます。
SOU・SOUではいわゆる”先染めの黒”を濡羽色と呼んでいます。

・漆黒
黒うるしを塗ったように黒くてつやがあることを漆黒と言います。
SOU・SOUでは、顔料プリントやラバープリント等の艶のある黒に
用いています。顔料プリントやラバープリントは、
染料では表現出来ないテクスチャーが特徴ですので、
あえてこの色名にしました。

・濃墨
後染めの黒にこの色名を用いています。
後染めは、商品の形状や元々の生地の具合にもよりますが、
真っ黒と言うよりグレーみが強く仕上がる事があるので、
濃い墨という表現を採用しています。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

最後、下記ご了承下さい。
・色名と商品の色味に関してですが、その色合いについて最も広く
認識されているだろう色名を、数冊の資料をもとに名付けております。
同じ色名でも、素材の違いで違う色味に見える場合もございます。




店舗には、続々と秋の新商品が入荷しております!
netshopでも随時アップされる予定です。
しばしお待ちを!矢寺さんがんばれ!



(岩崎)

スタッフ(岩崎)が最近書いた記事
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

LINEにてお問合せいただくには、SOU・SOUとのお友だち登録が必要です。 LINEお問い合わせ窓口 新規お友だち登録

<営業時間>
12時~17時 ※水・日曜定休

※営業時間外でもメッセージを残していただければ、翌営業時間内にご連絡をいたします。