一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

平成27年09月27日 日曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“暖簾、時々日常/李 瀟瀟”

 布切れ一枚で仕切る日本独自の文化「暖簾」。
 お店の名前や家紋を入れて、お店の前に掛けられ、多くの人々の目に触れ、まさに「お店の顔」です。
 20150924-01.jpg  
 暖簾の始まりは、家の前に雨や風よけのための「しきり」がその使い始めの起源らしいです。
 それが、だんだん変化していき、商店の入り口に「暖簾」として使われるようになり、〈家紋〉や〈標語〉等を書き入れ、広告の目的として使用するようになったようです。
 このようにーー
20150924-02.jpg  道行く人が暖簾に誘われ、暖簾をかき分けてお店の中を覗きます。
 気に入れば入店し、そうでなければ立ち去る。
 布切れ一枚だから出来る技です。
 こちらはSOU・SOU染めおりの手ぬぐいのれんコーナー
20150924-03.jpg  そして、町中のSOU・SOU流暖簾を発見!
20150924-04.jpg  おいしいラーメン屋さんの 紙吹雪 と 間がさね
 ご近所の美容室の 南天
20150924-05.jpg  どちらでもええ感じやー
 内と外、日常と非日常、緩やかに仕切る「暖簾」。
 夏は風でゆれる様で涼しさを演出するなど、町の情緒も演出しています。
20150924-06.jpg  そして、ジャパネスク村の暖簾文化に感動したショウはその意味合いを
 SOU・SOU伊勢木綿の手ぬぐい二枚組み合わせに乗せて伝えます。
 今夏の二枚はこちら――
20150924-07.jpg  伊勢木綿 手ぬぐい/竹林
 それから、年中いけそうな色違いの組み合わせで――
 伊勢木綿 手ぬぐい/初花 と 伊勢木綿 手ぬぐい/初花 苔色×紫根色
20150924-08.jpg  最後に、SOU・SOU×福しま絞り 手ぬぐい/傘かしげ
20150924-09.jpg  このように、暖簾が一日一日を、豊かにしてくれています。
 暖簾をくぐることで、向こう側とこちら側の阿吽の呼吸、
 一瞬のうちにおこる目に見えない絡み合いをそっと掬い上げ、
 日常に見え隠れている小さな感動をじわじわと感じてきます。
 それではそれでは、日常の真ん中、身近なわくわくを見つけましょう。

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