SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“お気に入りをつくろう/山本 真弓”
秋風が心地よく、ようやく鴨川倶楽部の活動が再開できる季節になりました。
※気持ちよすぎて日光浴中の部長
野外イベントに最高の季節で、普段はインドアな私も外へ出かけたくなります。
※びわ湖岸のゆる?い音楽イベント
さてさて、秋といえばものづくり(?)。
ずーっと作りたかったものがようやく完成しました!
フェルトを重ねてただまっすぐ縫っただけの、携帯音楽プレイヤーカバーです。
このプレイヤーは10年間、壊れることなく今も現役で毎日活躍してくれているのです。
暮らしに音楽が欠かせない私には、なくてはならない相棒。
カバーもお気に入りだと、より愛着も湧いて大事に扱うようになります。
さらにもひとつポーチに入れて持ち運ぶほどの心配性。。。
今はもう手に入れることができない古い機種なので、大切にしたいと思います。
実は携帯電話のカバーもおそろい。
初めてのスマホにビビっているため、むき出しのまんまじゃよー使わへん!
というわけでこちらもチクチク。縫い目がガタガタでも気にしない(笑)
ストラップがないと落としそうで怖いので、テキスタイルカバーに無理矢理ジャポンポー二を挟み込んでいます。
このクッション性がちょうどよく手に馴染み、色合いもよくてお気に入りの子です。
(ジャポンポーニはSOU・SOUわらべぎに居ます!色柄豊富ですべて1点モノです。)
大好きな「おおらかとりどり 白南風(しらはえ)」のハギレは染めおりで購入。
実は布草履用の生地なので、横には「源(げん)」の柄が並んでいるという、染めおりならではのレアモノです!
ちなみに右下にあるのは計り売りの伊勢木綿 徳岡の生地。柄のサイズも違います。
ついでにちょっと大きめサイズの書衣(っぽいもの)もチクチク。
文庫本よりも、このくらいのサイズの書籍や漫画を読むことが多いので実現できて何よりです。
(実はまだ未完成ですが・・・)
見える面積によって、柄の切り取り方を考えるのもまた楽しです。
手間ひまかけて作ったと思うと愛着が湧き、より一層お気に入りになります。
少しくらい傷んでも、自分で繕って使い続けたいと思います。
繕ってまで使い続けたいと思うものがあるということ自体が、流行り廃りの激しい今の時代ではありがたいことかもしれません。
「流行らないから廃れない」
入社前に読んだ本の中で、この言葉に一番共感しました。
私は流行りに疎く、好きなものは長年変わらず使い続ける傾向にあります。
周りがみんな使っていようと、世間で評価が高かろうと、高価でも質が良くても、自分が気に入らなければ不要なものでしかありません。
流行らなくてもいいから、自分が良いと思うものは長く在り続けてほしいなと思うのです。
服は特に変遷が激しいので、気に入っていても、数年後に同じものを新調することは不可能に近い。
SOU・SOUでは定番ものを毎年つくったり、柄や素材を変えて同じ型のものを常に販売し続けたりしていることが、一利用者として嬉しいことだなと思います。
話が逸れましたが、次なる手づくり構想もで進行中。
ストールに使える幅広のくびまき、帆布のまっすぐかばん、『まっすぐ縫いの本』にある肩衣、絞りの伊勢木綿長方形衣、エプロン、マイ箸袋、マチのある小巾折。。。
家で待機中の計り売り生地を前に、妄想は留まりません。
※左から【8号帆布/花市松】、 【21番手平織/風雅】、 【伊勢木綿 徳岡/東山三十六峰 黄金畑】
(生地によっては売り切れ中の場合もございますのでご了承くださいませ。)
誰ともカブらない、自分だけのモノが作れるのは密かな楽しみでもあります。
お気に入りを作って、繕いつつ大事に使っていけたらいいなと思います。