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平成26年12月01日 月曜日号

本間と古川の染織倶楽部 / 

“第三十七話:『動物繊維の種類』について”


染織倶楽部、第三十七話は『動物繊維の種類』についてご紹介いたします。
動物繊維とは、動物から刈り取った繊維を糸として織った布のことを指します。
その特徴は繊維が弾力性に富み、多量の空気を含むため冬は暖かく、
これからの時期にはぴったりの素材であると言えます。




ウール

20141130-01.jpg ウールと呼ばれている商品は大体、羊の毛を使用しています。
冬は暖かく、吸放湿性に優れているため薄手のものであれば、夏にも涼しい素材です。
又、「生きる繊維」とも呼ばれております。
一口にウールと言っても、毛の部位や、生地の織り方などによって表情が様々に変化いたします。



モスリン
20141130-02.jpg SOU・SOUの衣類には欠かせないモスリンも、メリノ種の羊の毛を使用したウールなのです。
発色が鮮やかでトロンと落ちる上品な生地感が特徴でございます。
ウールと同様の特徴を備えているため、以前は肌襦袢として使用されていたので、着物に詳しい方にとっては懐かしいと感じられる生地かもしれません。



アンゴラ
20141130-03.jpg 一般的に「アンゴラウサギ」の毛を織った布をアンゴラと呼びます。
繊維が細く軽いのが特徴で、身につけていただくととても暖かい素材でございます。
柔らかい肌触りも、魅力の一つです。
SOU・SOUでは小手等にアンゴラを使用しております。



カシミヤ
20141130-04.jpg カシミアはカシミア山羊から取れた毛を織った毛織物でございます。
生地は柔らかく独特のぬめりがあり、保温性と保湿性に優れております。
生産数が少ないため、高級素材のひとつでございます。
ちなみに、「カシミア」と「カシミヤ」という両方の表記がございますが、厳密にどちらが正しいということはないようです。業界の方は、「カシミヤ」と仰る方の方が多いようです。
本日より12月。一段と寒さが深まります。
是非SOU・SOUの冬のアイテムをお供に、暖かくしておでかけ下さい。


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