本間と古川の染織倶楽部 /
“第十一話:『織と編』について”
染織倶楽部、第十一話は『織と編』についてご紹介致します。
布には大きく分けて2種類ございます。
経糸と緯糸の2種類の糸を用いて「一段」ずつ布地を作り上げる『織物』と、
1本の糸から作りあげることができ、結び目を作る要領で「一目」ずつ形を作って行く『編物』です。
織物は布帛(ふはく)とも呼ばれ、一般的には伸縮性が少ないです。
SOU・SOUで扱っている『織物』を一部ご紹介致します。
・伊勢木綿
・武鑓織布(たけやりしょくふ)星桜雲斎(ほしざくらうんさい)
・久留米絣
・高島縮 長方形衣
エンボス加工を施しているため、織物ですが生地に伸縮性があります。
編物は第一話でもご紹介致しました天竺や足袋下など伸縮性に優れています。
SOU・SOUで扱っている『編物』を一部ご紹介致します。
・袖なしジバン
・足袋下
・デニム編み
・目利安
一見チノパンのように見えますが、編みを細かくして布帛に近づけた編物です。
以上のように、『織と編』の2種類だけでも様々な布がございます。
織物のような編物や、編物のような織物。
織り方や編み方によって幾通りにも姿を変える布にこれからも魅了され続けます。