SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“床の間”
先日引っ越した新居に床の間があります。
当初業者の方は限られたスペースの有効活用でリフォームしちゃいますか、
と提案されましたが、床の間は置いておくでしょ、と残してもらいました。
床の間ってなんだかそこだけ張り詰めた凛とした空気が漂っている感じがします。
それもそのはず(?)本来の床の間は、
16世紀頃に登場した書院造りに取り入れられた「主君の座」でした。
そこは聖なる空間であり、ハレの場であり、
その人の権威をあらわす場でもあったのです。
家を造る際には床板を張り、その上に畳を敷いたり化粧板を張ったりしますが、
その中で、絶対に安全で抜けたりはしない一隅が「床の間」だそうです。
なるべく物を置かず空白の場所であるべき場所だそうなので、
これから掛け軸を用意して、しゃぶしゃぶ鍋はそのままに、お花も活けたいなと思います。
これからのウチの床の間に期待大です。