本間と古川の染織倶楽部 /
“第一話:「天竺」について”
染織倶楽部、記念すべき第一話目は『天竺』についてご紹介致します。
『天竺』とは天竺編みの生地のことを指す、編物の一種です。
この『天竺』とは、薄くても頑丈な編み方の為、
一般的に広まっているTシャツやカットソーによく使用されています。
たばた絞り 半袖Tシャツ/水玉大 京紫×琥珀色
天竺風靡/金襴緞子(きんらんどんす)
この『天竺』という呼び名は、
かつて日本ではインドを天竺と呼んでおり(西遊記のように)、
インド産の綿の事を『天竺木綿』、
インドから輸入されてきた平織りの綿織物の事を『天竺』と呼んでおり、
それが『天竺』という呼び名で定着したようです。
この「平織り=天竺」がニットの平編みの別称になったようです。
ちなみに今春SOU・SOUで使われている生地に、
『超度詰め天竺(ちょうどづめてんじく)』がございます。
『超度詰め』とはその名の通り、度を詰めて編んでいると言う意味でございます。
しっかりと編んであるので、切りっぱなしでもほつれる心配はございません。
風も通しにくく、コートを羽織るには少し暑い今時期に最適です。
是非お試しくださいませ。
これから染織倶楽部では、SOU・SOUで使われている生地や、
その他、気になる織・染めについて、
本間・古川が交代でご紹介していきます。
どうぞお付き合い下さいませ。
4 件のコメント
こんにちわ 本間様。 新しく始まりました染織倶楽部 とても興味深く 楽しいです。そして 記念すべき初回のおしなものが たばたさんの半袖Tシャツ 同じ色を先日 身内がひとりでお伺いした際に選んで買ってくれたものでした!そして 恐縮ながら 自身の名前に 織 がついておりまして ちょっぴり自慢でございます(笑)天竺が 西遊記のインドからきているとは、、、驚きました。丈夫で 洗うたびに心地よく 発色もPOPで可愛らしくて それでいてお値打ちで優秀な天竺 これからも大切にします!
よく分かります。これからも続けて下さい。
小説大好きの私、このような「まめ知識」解説的な読み物も大好きです!
これから毎回楽しみに読ませていただきます。
こちらでスタッフの方が紹介していらっしゃった『日本の七十二候を楽しむ』という本を
書店でみつけ、今少しずつ読んでいます。
最近は日本の色の名や襲ねの色目についてもっと知りたいと思い、
眺めても楽しいような解説書を探しています。
おすすめの本などもご紹介いただけると嬉しく思います。
はたむらかおり様、小西誠二様、つじむら みき様
コメントを頂き誠にありがとうございます。
返信が遅くなりまして、大変申し訳ございません。
これからも染織倶楽部では色々な生地について紹介させて頂きます。皆様の期待にそえるよう日々、勉強いたしたく思います。
どうぞお付き合い下さいませ。